OBS Studioの起動パラメータについて
パラメーターに関しては下記ページから情報収集
Launch Parameters | OBS
obs-studio/UI/obs-app.cpp at master · obsproject/obs-studio · GitHub
※ほぼ同内容の記事を共同編集のOBS Japanブログに投稿してましたが、編集権限が現在付与されてなく情報が更新出来ないので自分のブログに書きました。
起動パラメータの注意点
「シーン」「プロファイル」「シーンコレクション」は名前にスペースがある場合は、フルネームを引用符で囲う必要があります。
起動パラメータの書き方
★Windows
初期インストール場所の場合 (64bit環境の場合)
"C:\Program Files\obs-studio\bin\64bit\obs64.exe" (起動パラメータ)
★macOS
open -a "OBS" --args (起動パラメータ)
単体の起動パラメータを指定したい場合
※Windowsでの方法を記載
★起動時に録画を自動開始する場合
"C:\Program Files\obs-studio\bin\64bit\obs64.exe" --startrecording
★起動時にセーフモードの開始を促すダイアログを無効にしたい場合
前回のセッション中にOBSが正しくシャットダウンされませんでした。
セーフモード (サードパーティプラグイン、スクリプト、WebSocketが無効で起動しますか?
"C:\Program Files\obs-studio\bin\64bit\obs64.exe" --disable-shutdown-check
複数の起動パラメータを指定したい場合
※Windowsでの方法を記載
★プロファイル名は test 123 で起動時に配信開始する場合
"C:\Program Files\obs-studio\bin\64bit\obs64.exe" --profile "test 123" --startstreaming
※プロファイル名にスペースがない場合は" "は必要ないです。
※プロファイル名は ↑ などの文字列が含まれてると機能しないです。
起動パラメータのリスト
OBS Studioは、自動化およびポータブル使用のために次の起動パラメータをサポートしています。
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help , -h |
使用可能なパラメータのリストを取得 |
--version , -v |
OBSのバージョンを取得*1 |
--startstreaming |
配信を自動的に開始 |
--startrecording |
録画を自動的に開始 |
--startreplaybuffer |
リプレイバッファーを自動的に開始 |
--startvirtualcam |
仮想カメラを自動的に開始 |
--collection "name" |
指定されたシーンコレクションで開始 |
--profile "name" |
指定されたプロファイルで開始 |
--scene "name" |
指定されたシーンで開始 |
--studio-mode |
スタジオモードをアクティブにして起動 |
--minimize-to-tray |
システムトレイに最小化して起動 |
--portable , -p |
ポータブルモードを使用 |
--multi , -m |
複数のインスタンスを起動するときに警告を表示しない |
--safe-mode |
バージョン 30.0で実装 OBSをセーフモードで実行します セーフモードはサードパーティ製のプラグイン、スクリプト、WebSocketを無効にしてOBSを起動します トラブルシューティング時に便利です |
--only-bundled-plugins |
バージョン 30.0で実装 付属の (ファーストパーティ) プラグインのみをロードする サードパーティのプラグインなしでOBSを実行できます |
--disable-shutdown-check |
バージョン 30.0で実装 セーフモードの開始を促すダイアログと正しくシャットダウンされていないことの検出を無効にできます |
--verbose |
ログをより詳細にする |
--always-on-top |
「常に手前に表示」モードで起動 |
--unfiltered_log |
ログフィルタを無効にする 繰り返し線を抑制しない |
--disable-updater |
組み込みのアップデータを無効にする ※Windows / macOSのみ |
--allow-opengl |
WindowsでOpenGLレンダラを許可する |
--disable-missing-files-check |
起動時に「不足しているファイル」の確認ダイアログを無効にする |
--disable-high-dpi-scaling |
バージョン 27.2.4まで 自動高DPIスケーリングを無効にする。 UI: Remove disable_high_dpi_scaling option on Qt 6 · obsproject/obs-studio@80e2a98 · GitHub |
--steam |
バージョン 28.1以降にSteam版向けに実装 ヘルプ → OBS Studioについて にある「貢献する」ボタンを非表示 |
起動パラメータの設定
Windows
カスタム起動パラメータを使用してショートカットを作成するには
1、OBS Studioのショートカットのコピーを作成
2、ショートカットを右クリックして「プロパティ」をクリック
3、リンク先フィールドの obs64.exe へのパスに続いて起動パラメータを追加
Windows固有の手順
スケジュールされたタスクやその他の自動化された手段でOBS Studioを起動するにはobs64.exe
が配置されているフォルダを指す作業フォルダーを設定していることを確認してください。
OBSは作業フォルダーから始まる相対パスを介してファイルとプラグインをロードするためこれは必須です。
macOS
カスタム起動パラメータを使用して OBS Studio を起動するには
1、Automator (/アプリケーション フォルダ) を起動
2、新しいワークフロー または アプリケーションを作成
3、左側のユーティリティセクションをクリックして「シェルスクリプトを実行」アクションを右側にドラッグする
4、次のテキストをコピーして「シェルスクリプトを実行」アクションに貼り付け
open -a "OBS" --args
5、そのあとにスペースをいれて起動パラメータを追加する
6、アプリケーションを選択した場所に保存する
検索ワード : 起動パラメータ / コマンドライン / パラメータ